脳神経外科・脳卒中センターの看護師の役割

神経系の働きの中枢を担っている脳と神経の疾患を専門として外科的治療を行うのが脳神経外科です。この診療科で具体的に治療する疾患としては、高齢社会の到来で今後も患者数が増えることが必然とされる脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、交通事故等による頭部外傷、脳腫瘍などが挙げられます。

中枢神経のイラスト

脳卒中などは、重症例の場合は意識低下も見られるため、急性期の対処が生死を左右します。したがって、医師や看護師には冷静かつ迅速に検査、診断、治療を行うことが求められます。術後に意識が回復しても片麻痺、言語障害、運動障害が残ることも少なくないため、リハビリテーション科との連携で患者さんの治療にあたることも大切です。

脳卒中をはじめとする脳血管障害や神経疾患は、初期症状に乏しいことが多いため、危険サインを的確に読み取る能力が求められます。脳神経外科は、患者さん、そのご家族、医師、リハビリスタッフとの密なコミュニケーション能力が問われる診療科ですが、その分やりがいも大きいと言えます。

近年は高齢者だけでなく、働き盛りの40代や50代にも脳梗塞、脳出血、くも膜下出血を発症することが少なくなく、後遺症で社会復帰が困難になるケースも多く、社会的にも大きな損失となっています。そこで最新の高度医療で脳血管障害に対処するために、脳神経外科、神経内科などの専門医、看護師、理学療法士らが連携する脳卒中センターを新設する医療機関が増えています。

脳卒中は発症直後の超急性期にいかに早く治療を開始できるかが、患者さんの後遺症の程度を大きく左右します。また脳卒中の患者さんには、他の疾患を併発しているケースも多いため、迅速なな治療には各診療科の専門医や看護師との連携は必須です。脳卒中センターの看護師は、患者さんの生命を繋ぎとめて一刻も早い社会復帰を目指すため、最適のケアを提供することが求められます。

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